ある日、本屋で本を物色していたら”資格をゲットしょう”的なものが目に止まりました。「宅建取引主任」、「旅行取扱業者」、「天気予報士」、「不動産鑑定士」、「社会保険労務士」、「自動車整備士」など盛りだくさんあります。
その中で簿記3級というのがあり、その本いわくこの3級は履歴書には書かないくらい(書いても見向きもされないほど)簡単で、集中講義3日間で試験に受かるとのこと。簿記2級を取ってやっと一人前で、はじめて履歴書に書いてよしとのこと。
それならちょっと冷やかしに3級をやってみるかと思い、新聞の折り込みチラシにくっついてきた通信講座のユーキャンに受講の申し込みをし、4万円弱振り込みました。
ほどなくミカン箱半分位の教材が送られてきてその膨大さにまずビックリ。ひるまず早速やり始めたのはいいのですが、「どこが簡単?」といいたいくらい、ややこしいし、難しい。もっとも、簡単なのは本当で、こっちの頭が追いついていけないだけなのかもしれませんが~。まあ何しろ簿記独特の用語が次々と表れ、覚えきれるものではないのです。
たとえば減価償却費、これには直説法と間接法があり、さらに定額法と定率法があって、極め付けに減価償却累計額があるといった調子です。また貸倒引当金では、貸倒損失、貸倒引当金繰入、貸倒引当金戻入、その差額補充法といった用語が際限なく出てきます。
診療の合間の息抜きにと思ってやり始めたこの講座。実は、とんでもない代物で一つの章を終えるのに数時間かかる有様でした。しかしいったんやり始めた以上、途中で投げ出すわけにいかず、結局50数日かけて添削問題15回を終了しました。15回の平均点がおおよそ90点だったのでまあまあの出来かなと自分で納得しています。
年に3回日本商工会議所が行う検定試験があるのですが、3級を受験して落第だったら格好がつかないのでどうしょうかと迷っているところです。もちろん2級はいまのところ全くヤル気なし!
H28年4月